神戸大学・院/学部 地域ジャーナリズム・ワークショップ11

●授業のテーマと到達目標

 この講義は,ジャーナリズム・プログラムの一貫をなす講義である.少子高齢化や財政難など,大きく変容しつつある地域の姿を的確に捉え,発信する力を取得することが,この講義のテーマである.

 到達目標の第一は,日本語による社会的問題に関する講演を聞き取り,要旨をおさえ,文章化する能力を高めることである.

 第二の目標は,神戸市,兵庫県といったこの地域に,現在いかなる政治的,社会的な問題が存在し,それに対していかなる取り組みがなされているのかについて,理解を深めることである.

●授業の概要と計画

 講義は二回を一セットとする.まず,ゲストスピーカーの話を聞いた上で,質疑を通じて,その内容を理解することが一回目の講義の主たる内容である.ゲストスピーカーには,兵庫県・神戸市域で活躍する各分野の専門家を招く.その講義から数日内に,そのテーマに関する簡潔な「記事」の執筆を行うことが,課題として課される.各セットの二回目の講義では,各自が書いた記事を題材としながら,どうすればその質を一層高めることができるのかを,神戸新聞社の編集委員・記者に指導していただく.その上で,優秀な「記事」については,実際に神戸新聞に署名入りで掲載する.

 今年度のゲストスピーカーとテーマについては,講義初回に伝える.スケジュールとしてはつぎのように予定している.

イントロダクション(4/13),第1セッション(4/20, 4/27),第2セッション(5/11, 5/18),第3セッション(5/25, 6/1),第4セッション(6/8, 6/15),第5セッション(6/22, 6/29),第6セッション(7/6, 7/13),まとめ(7/20)

 参考までに昨年度のゲストスピーカーとテーマについて掲げておく.

衣笠愛之氏=農業法人夢前夢工房社長(姫路市),中貝宗治氏=豊岡市長,小澤國秀氏=オザワ繊維社長(西脇市、播州織),丹生裕子氏=県立柏原病院の小児科を守る会代表(丹波市),西秋生氏=作家(神戸市),北尾真理子氏=ダイバーシティ・コンサルタント(神戸市)

●成績評価と基準

 課題の提出状況とできばえ,毎回の講義への参加の程度によって評価する.

●履修上の注意(関連科目情報等を含む)

 「記事」に対する指導を行うという形式のため,大学院,学部あわせて合計20名を履修者の上限とする.履修希望者が上限を上回った場合は,法学研究科,法学部の学生を優先する.その上で抽選により履修者を決定する.したがって,初回の講義への出席が履修のためには必須である(どうしても不可能な場合,事前に担当教員に電子メールにて相談すること).

 履修に関する点など手続き的な応対は,担当教員の曽我が行う.毎回の講義の進行は,神戸新聞社の編集委員・記者が担当する.

●学生へのメッセージ

 実践的な講義なので,確実に文章化の能力を高めることができる講義である.積極的な参加を期待する.

 他方で同時に,ゲストスピーカーの講演はオープンであり,履修者以外の参加も歓迎する(関心がある回の参加だけでもよい).

●教科書参考書

 教科書は用いない.参考書については講義中に紹介する.