1.参加者:4年生6名,3年生11名,オブザーバー2名(計19名)
2.概要:新型コロナウィルス感染症に対して,日本の,日本の中の地方の,そして世界の各政府がいかなる対応をとったのか,なぜそのような対応がとられたのか(あるいはなぜある対応はとられなかったのか),そこに見られる違いはなぜ生まれたのかといったさまざまな問いについて,参加者各自の研究を積み重ねる共同研究を通じて,解明を試みる.
3.成果:最終の論文執筆まで行ったものは15名であった.それらのタイトルは,以下の通りである.
- 新型コロナウイルス感染症第1波における、NPIの感染拡大抑制への影響
- コロナ禍における休業要請の政策波及について
- 隣接都道府県との協力は人流の抑制に効果をもたらしたか
- アベノマスク政策は失敗だったのか?失敗だとしたらどのような過程で配布完了まで至ったか?
- 安倍政権による布マスクの全世帯配布はマスク不足の解消に寄与したか
- 台湾の新型コロナウイルス対応はなぜ成功したのか?
- コロナ対応に現れる大学行政の課題-京都大学と大阪大学の比較-
- 高齢化の度合いは各国の首脳のコロナ対策に影響を与えるか
- 自粛の原因について−東京都の人口動態分析
- コロナ下における地方自治体の政策選択
- 新型コロナウイルスは新聞報道にどのような影響を及ぼしたか
- 首長のイデオロギーとコロナ対応―KH CODERを用いたテキストマイニングを通して―
- コロナ禍における子育て世帯への行政支援
- 政権の安定度がコロナ対策にどういった影響を与えるのか
- コロナ禍における公立中学校の教育機会の地域差について